ハレのがん闘病日記

アラフォーニート晴のがん闘病生活の記録です。ニートの他にがんまで加わりました。こんな人生ってあるんですね(クソが!!!!!)

職業訓練 その2

前回からの続き。

 

 

ヒールのかかとの底がとれたまま試験会場に向かう。

 

もうどうしようもないので、開き直るしかなかった。

 

試験会場には30人程の受験する人がいて検温と消毒をしてから渡された番号の席に座っていく。

先に簡単な筆記試験。

簡単と言えどもまあまあ苦戦した(笑)

 

次に面接。

職業訓練の選考試験は、面接が肝心だから!とハローワークの方に言われていたので、筆記試験が出来なくても面接で受かれるようにと準備していったお陰で、想定された質問が出てくれたのでなんとか面接を終えることが出来た。

 

久々の独特の緊張感。

あんな緊張感はもう味わいたくない。体に良くない。(これから本当の就職面接があると言うのに)

 

しかし、筆記試験を受けて、自分の勉強の出来なさに愕然とした。

たぶんあの筆記試験の問題は小学生レベルだと思うのだが、ビックリするほど出来なかった。

計算は考えても考えても答えが出せなくて、難問か答えを書くことが出来なかった。

漢字に至っては、いつも読めている漢字が書けないという情けない始末。いつもは簡単にスマホが変換してくれるから気づいてなかったけど、漢字の書き取り能力の衰えが酷いことを思いしった。

 

ひとつだけ鮮明に覚えているのが、

 

【おもかげ】

 

 

おもかげが思い出せなくて頭を抱えた。

影は分かったのだが、【おも】が全く思い出せない。

いや、簡単な漢字なんだ絶対分かる漢字なんだよ!!!と自分に言い聞かせて、必死に思い出したが、制限時間終了で結局書くことが出来なかった。

 

家に帰る途中、気づいた

 

 

 

あ.....面だ.....面影だ....

 

私が散々悩んだ【おも】めちゃくちゃ簡単な漢字じゃないかよ……

 

なんでこんなのも分かんないんだよ!!!!!!!!!!!!!!!

 

と自分に怒りを覚えた。情けない!!!!!!!!!

 

昔、母がいつもど忘れ漢字辞典という漢字辞典を使っているのを馬鹿にして笑っていたが、

母を笑っていられなくなってしまった…自分もついにその域に突入してしまった…!!と自分が怖くなった(笑)

 

スマホは便利だけど、スマホばかりに頼るのも良くないと実感した出来事だった。

 

 

 

数日後、試験の結果がでて、無事職業訓練を受けれることになった。少し緊張はするけど、新しいステップアップだと思って何とか食らいついて行きたいと思う。